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サラリーマン家庭が多くなった現代では、生活の糧は会社から得る物で祖先から受け継いだ田畑から得る家庭は少なくなってきています。それどころか長男は生まれ育った土地を離れ、都会で学生となり就職するケースが多くなってきています。
自然な成り行きとして、親元を離れなかった娘が結婚して地元に残るケースもあり、娘世帯が親と同居となる場合も多いのではないでしょうか。家に最も長くいる主婦同士が他人同士よりも親子である方がうまくいくのは無理のない話かもしれません。
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高齢者医療が充実し健康な高齢者が多くなった現代では、子供が親の介護をする時期は次第に遅くなりつつあります。介護が必要となる80代では、介護をする子供は50代になっています。ちょうど子育てが終わりつつある年代です。介護制度の充実もあり、子育てが終わり気持ちの余裕がある子世代にとっては、親の介護は気持ちの問題となりつつあります。親と子が同居することのメリット・デメリットは、親世帯と子世帯それぞれに違います。この違いをお互いに認め合って同居の話を進めることが重要です。それでは一般的に言う2世帯住宅のメリット・デメリットとはどういうものでしょう。
■メリット |
親世帯
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・建築資金が経済的 |
・万一の病気の時助け合える |
・心の充実感(孫と一緒、家事の分担) |
子世帯
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・建築資金が経済的 |
・気軽に家をあけられる。 |
・一緒に住む安心感 |
・子供の面倒をみてくれる。 |
■デメリット |
親世帯
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・家事や育児の負担が重くなる。 |
・互いに気兼ねをする。 |
・生活習慣や価値観が違う。 |
子世帯
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・親の面倒をみなければならない。 |
・友人や親族を気軽に呼べない。 |
・互いに気兼ねをする。 |
・プライバシーが守られない。 |
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