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犬は水平方向、猫は垂直方向の動きだと言われています。階段などで前足や腰に負担のかかる犬はできるだけ1・2階の移動を避けるようにしましょう。その反対に高いところが好きな猫は、家具の上や窓際などを歩き回るのが大好きなのです。
犬と住む住宅は、階段に工夫が必要です。犬は大変な近眼しかも色盲です。物を立体的にみる能力が低いため階段の高低差がよく分からず、しかもモノクロ視野では階段の踏み板の縁も見えにくくなっています。子犬が階段を怖がるのも当然といえます。
また犬は後ろ足の力が強く前足は補助的な役割をはたすため、階段を下るときの前足にかかる負担は大変なものです。犬と住む住宅は階段の勾配を緩くしたり、途中に踊り場を設けたりするのが理想的です。また階段の踏み板には滑りにくいカーペット素材を使用し、縁がはっきりわかるようコントラストの強い色を使いましょう。
猫は家の中を自由に歩き回れないと退屈してしまいます。各部屋へのペット用ぐぐり戸のついたドアや外に自由にでることができる専用の出入り口を用意してあげましょう。ねこが喜ぶアメニティとして、壁に階段状の収納を作ったり、梁を利用したキャットウォークなども効果的ですね。
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室内にこもるペットの臭いは外からのお客さまにはかなりはっきりとわかるものです。しかし一緒に住んでいる飼い主には、なかなかわかりにくいのです。この臭いの除去には、珪藻土が効果的です。内壁一面に塗られた珪藻土の壁は、シックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドを吸収するため今大変脚光を浴びています。その珪藻土は、ホルムアルデヒドを吸収するのと同じ原理で室内にこもる臭いもその内部に吸収してしまいます。また珪藻土は、じめじめした梅雨や冬の締め切った室内で湿気を吸収し室内を快適に保ちます。
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