住まい作り建築塾　Topic4　最もエコな住宅工法

木造住宅と言いますが、使用される部品は自然に帰らない石油製品で作られた部材が多く使われています。

内装に使われるビニールクロス。耐久性があり気密を保てる資材として便利ですが、石油製品のため埋設されても土にかえることはありません。

高気密住宅では壁の内側はすべてウレタンフォームという断熱材が充填されています。これも石油製品ですから処理には、また石油が必要です。石油をつかえば、大気汚染が進行しその熱で地球が暖まってしまいます。

健康住宅は松澤工務店

内装材や断熱材から石油製品をできるだけなくす努力が、住宅業界にも必要ではないでしょうか？松澤工務店がお勧めする通気断熱WB工法は、この部分で地球環境にもっとも優しい住宅といえます。

　通気断熱工法は、空気の流れを止めてしまう気密性を最も嫌います。内装材には空気の流れを止めてしまうビニールクロスのかわりに、通気性の良い紙製の内装材や、健康によい珪藻土を使用します。

これらは自然からの恵みで作られたものです、埋設すれば石油エネルギーを使わずに土に帰って行きます。

　通気断熱WB工法は、空気で断熱をします。熱を遮断することよりも熱を対流させて、少ないエネルギーで部屋を暖かくする方がより自然なことなのです。

　高気密住宅で必要な強制換気。自然に空気が換気されない住宅は、機械による換気が必要です。住宅の天井裏に大きなエアコンと送風機を取り付け、給気と排気のダクトを各部屋に取り付けます。機械によって空気が強制的に換気されることで、部屋が汚れてしまうのを防ぎます。

結果として1年365日送風機を動かし、家中の換気をするために電気を使い続けます。しかも何年か後には送風機のメンテナンスが必要です。

　通気断熱WB工法で使われる機械部品は一つだけです。冬の寒い時期に天井に上がった暖かい空気を床に対流させる為のファンのみです。この送風機のみが電力を消費します。

通気断熱で最も重要な通気調節スリットは、温度に反応する形状記憶合金で作動します。壁の内部や屋根裏などに使用される通気調節スリットは、電気を使わずしかも壊れる可能性の少ないハイテクで自然な部品を使用しています。

健康住宅は松澤工務店

健康に必要な換気と部屋の暖房のあり方を見直し、自然でエネルギー効率の良い住宅工法として通気断熱WB工法は今最も注目を浴びています。そして最後には地球環境に最も優しいエコな住宅工法として評価されてゆくでしょう。